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梨華との秘密
第6章 支社長の女
三奈の顔に安心と疑問が浮かんでいた。
「うん、実は前に結婚まで考えてた女の人がいてね。その人に振られたんだけど、別れる時、彼女に言われたんだ。私は罪の子は作りたくないから、あなたとは結婚できないってね。」
言葉の意味を考えるように、俺を見つめていた三奈が、
「あっ、つまり、だからなの?でも、奴隷の子供!戸籍上結婚してても、奴隷だからなのね!」
三奈のショックが俺には理解できた。
「うん、それもあるが、俺がやってることは変態だ。そして、それを受け入れる女も変態だ。まともじゃないさ。だから、パイプカットだ。だが、もし三奈が俺の子供が欲しくなったら、パイプカットを止めて子供を作ることもできるんだよ。」
三奈の中に俺の言葉が染み込んで行くのが、わかった。
「あっ、そうだったの。でも、その女の人をよっぽど愛してたのね。」
「うん、その時はそうだったな。でも、今はお前と梨華を愛してる。それに、梨華はすぐに好きな男ができるよ。そしたら、俺のことなんて相手にしないよ。だから安心しな。」
三奈の中に安堵と理解が浮かんでいた。
「じゃあ、梨華は自由になれるのね。奴隷じゃなく、自由に結婚できるのね。嬉しい!ありがとう二郎さん。」
「うん、あとはまたユックリ話そう。今夜は寝よう。時間はタップリあるんだから。」
三奈が「はい」と小さくうなずいた。
俺は、三奈を抱き締め、濡れたように光る唇に触れた。
三奈の鼓動と俺の鼓動が重なり、一つになった。
「さあ、ベッドへ行こうか?梨華が起きたら、ヤキモチ妬かれるよ。ふふ。」
えぇ、と三奈がうなずき、二人でベッドに入った。
すぐに睡魔に捕らわれ、朝までぐっすりと眠った。
良い匂いに誘われて目を覚ますと、梨華が隣に眠っていた。
身支度を整えベッドを見ると、梨華が目を覚まし、伸びをしていた。
「おはよう、梨華。身体は大丈夫かい?」
「うん、大丈夫みたい。パパ、きょうも来ちゃだめかな?」
甘えるような瞳が潤んでいた。
「あぁ、きょうは無理だよ。大事な仕事で帰れないんだ。」
そうなんだ、と答える梨華を寝室に残して下へ降りた。
台所で三奈が朝食を準備していた。
「うん、実は前に結婚まで考えてた女の人がいてね。その人に振られたんだけど、別れる時、彼女に言われたんだ。私は罪の子は作りたくないから、あなたとは結婚できないってね。」
言葉の意味を考えるように、俺を見つめていた三奈が、
「あっ、つまり、だからなの?でも、奴隷の子供!戸籍上結婚してても、奴隷だからなのね!」
三奈のショックが俺には理解できた。
「うん、それもあるが、俺がやってることは変態だ。そして、それを受け入れる女も変態だ。まともじゃないさ。だから、パイプカットだ。だが、もし三奈が俺の子供が欲しくなったら、パイプカットを止めて子供を作ることもできるんだよ。」
三奈の中に俺の言葉が染み込んで行くのが、わかった。
「あっ、そうだったの。でも、その女の人をよっぽど愛してたのね。」
「うん、その時はそうだったな。でも、今はお前と梨華を愛してる。それに、梨華はすぐに好きな男ができるよ。そしたら、俺のことなんて相手にしないよ。だから安心しな。」
三奈の中に安堵と理解が浮かんでいた。
「じゃあ、梨華は自由になれるのね。奴隷じゃなく、自由に結婚できるのね。嬉しい!ありがとう二郎さん。」
「うん、あとはまたユックリ話そう。今夜は寝よう。時間はタップリあるんだから。」
三奈が「はい」と小さくうなずいた。
俺は、三奈を抱き締め、濡れたように光る唇に触れた。
三奈の鼓動と俺の鼓動が重なり、一つになった。
「さあ、ベッドへ行こうか?梨華が起きたら、ヤキモチ妬かれるよ。ふふ。」
えぇ、と三奈がうなずき、二人でベッドに入った。
すぐに睡魔に捕らわれ、朝までぐっすりと眠った。
良い匂いに誘われて目を覚ますと、梨華が隣に眠っていた。
身支度を整えベッドを見ると、梨華が目を覚まし、伸びをしていた。
「おはよう、梨華。身体は大丈夫かい?」
「うん、大丈夫みたい。パパ、きょうも来ちゃだめかな?」
甘えるような瞳が潤んでいた。
「あぁ、きょうは無理だよ。大事な仕事で帰れないんだ。」
そうなんだ、と答える梨華を寝室に残して下へ降りた。
台所で三奈が朝食を準備していた。