この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
梨華との秘密
第6章 支社長の女
どう答えようか?
少し迷ってると、
「えぇ、松川さんは私の指導員だったのよ。仕事を全部教えてもらったわ。大学を出たばっかりで何にも知らなかったから、迷惑ばっかりかけて、ね。」
ありゃりゃ、先回りされたよ。
ん?
美澤恵理加がキョトキョトしてるぞ。
面白いな。
「うん、まあね。でも、高原君は優秀だったからね。じゃあ、少し予定を話とこうかな?」
「えぇ、お願いします。どこに連れて行って下さるのかしら?」
ふわっとした感じで、朱里が微笑んだ。
俺が予定を読み上げると、美澤恵理加が何か言いたそうにイライラしていた。
「面白そうね。行きましょう。」
朱里が言うと、美澤恵理加のイライラが限界に来たらしい。
「あの、それだけじゃ、あの女性には、モノたりないんじゃ?」
あらま、女性?
つまり、自分の意見を聞けってことか?
面白いな。
「うふっ、美澤さんでしたね。私は松川さんのプランでいいと思いますよ。それとも、他に良いアイデアがありますの?」
朱里が面白いモノでも見るように、美澤恵理加を見ていた。
「あっ、いえ、高原さんが良いとおっしゃるなら、それで。」
ふ~ん、失敗したら責任は全部あんたよ、かな?
「じゃ、車持って来ますんで下で待ってて下さい。」
「えぇ、それじゃ、一緒に降りましょう。」
朱里がうながすように言いながら立ち上がった。
三人で一階に降り、彼女達を一階ホールに待たせ、駐車場まで急いだ。
車で彼女達の待つ会社へ戻ったのは十分後だった。
「倉敷までどれくらいで、着くんですか?」
車に乗り込むと、朱里が聞いてきた。
「う~ん、一時間くらいかな?まっ、渋滞がなければね。」
「え~っ、一時間~?うそでしょう!」
後ろに座って不満タラタラの感じで、美澤恵理加が俺に言ってきた。
「あれ?美澤さん知らないのかな?地元じゃなかったのかな?」
さあて、高慢女をイタブッテやるか。
助手席の朱里の唇が皮肉に微笑んだ。
「えっ、地元って、倉敷じゃないですから。私、岡山ですから!」
でた!
岡山市民自慢!
ふふふ、ツツキがいがあるな。
「あぁ、そうなんだぁ。岡山かぁ、倉敷には来たことないって人が結構いるんだよな。」
少し迷ってると、
「えぇ、松川さんは私の指導員だったのよ。仕事を全部教えてもらったわ。大学を出たばっかりで何にも知らなかったから、迷惑ばっかりかけて、ね。」
ありゃりゃ、先回りされたよ。
ん?
美澤恵理加がキョトキョトしてるぞ。
面白いな。
「うん、まあね。でも、高原君は優秀だったからね。じゃあ、少し予定を話とこうかな?」
「えぇ、お願いします。どこに連れて行って下さるのかしら?」
ふわっとした感じで、朱里が微笑んだ。
俺が予定を読み上げると、美澤恵理加が何か言いたそうにイライラしていた。
「面白そうね。行きましょう。」
朱里が言うと、美澤恵理加のイライラが限界に来たらしい。
「あの、それだけじゃ、あの女性には、モノたりないんじゃ?」
あらま、女性?
つまり、自分の意見を聞けってことか?
面白いな。
「うふっ、美澤さんでしたね。私は松川さんのプランでいいと思いますよ。それとも、他に良いアイデアがありますの?」
朱里が面白いモノでも見るように、美澤恵理加を見ていた。
「あっ、いえ、高原さんが良いとおっしゃるなら、それで。」
ふ~ん、失敗したら責任は全部あんたよ、かな?
「じゃ、車持って来ますんで下で待ってて下さい。」
「えぇ、それじゃ、一緒に降りましょう。」
朱里がうながすように言いながら立ち上がった。
三人で一階に降り、彼女達を一階ホールに待たせ、駐車場まで急いだ。
車で彼女達の待つ会社へ戻ったのは十分後だった。
「倉敷までどれくらいで、着くんですか?」
車に乗り込むと、朱里が聞いてきた。
「う~ん、一時間くらいかな?まっ、渋滞がなければね。」
「え~っ、一時間~?うそでしょう!」
後ろに座って不満タラタラの感じで、美澤恵理加が俺に言ってきた。
「あれ?美澤さん知らないのかな?地元じゃなかったのかな?」
さあて、高慢女をイタブッテやるか。
助手席の朱里の唇が皮肉に微笑んだ。
「えっ、地元って、倉敷じゃないですから。私、岡山ですから!」
でた!
岡山市民自慢!
ふふふ、ツツキがいがあるな。
「あぁ、そうなんだぁ。岡山かぁ、倉敷には来たことないって人が結構いるんだよな。」