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大嫌い
第9章 大嫌い
「イワオ君…美羽のバージンあげられなくてごめんね?」

下を向いたまま、小さく呟く彼女は大胆だったさっきまでの美羽ちゃんとは別人みたいだ。

「気にしなくていいよ、僕の初めてはキスもセックスも、全部美羽ちゃんだから」

起き上がって頭を撫でると
「…ありがと」
彼女は僕の胸に倒れこみ、
頬擦りした。



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