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大嫌い
第9章 大嫌い
キスを交わして押し倒そうとしたら、
「座ったまま、もたれてて」
僕を壁に押し付けて自分は腰を浮かせた。

「あの…美羽ちゃん?」

「イワオ君を、美羽のものにしてあげる」

表情を妖しく変えた彼女が、僕の唇を人差し指でなぞる。

「うん…」

僕は力を抜き、美羽ちゃんに全てを委ねることにした。




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