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大嫌い
第2章 プロローグ
「イワオ君…あッあぁんッ…おかしくなっちゃ…ふぁッ」

おんぼろアパートで、古ぼけた部屋に似つかわしくない彼女を僕は舐め回している。
美しいものを汚す背徳感がハンパない。

「ああ…好きだよ…ねぇ君は僕のこと、好き…?」

彼女は、小さな頭を横に振り
「うぅん…ッ…きらいぃ…」
切なげに呟いた。



―――それが、僕がこの町を出る三日前の話だ。





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