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第19章 母

母と話をしているうちに、落ち込んでるのがバカらしくなってきた。

竜雄の態度は気になるけど、受け入れられなかったからといって嫌いになったわけじゃない。

片想いは苦しいけど、それでも今は側にいたい。

そう言うと、母は優しく抱き締めてくれた。


「竜雄、実家に帰っちゃったのかな？」

「ん？管理人室にいるけど」

「は？」


私はマジマジと母の顔を見つめた。