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大嫌い
第22章 歪む恋心
「ん…ッ」

猪岡さんが身動ぎし、ぼくは慌てて手を引っ込めた。

「バカ、なにビビってんだよ!」

イチタが香炉を持ってきて手で扇ぎ、猪岡さんの顔面に煙を流して吸わせる。

顔をしかめていた彼女はやがて表情を緩め、身体を弛緩させてだらしなく脚を開いた。


いつもキリッとしている猪岡さんのしどけない姿に、ぼくの頭と股間は熱くたぎった。


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