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大嫌い
第31章 Happy Birthday
「今度はちゃんとした指輪を贈るから」
どんなに真剣に作っていたかを笹木と若竹から聞いていた花菜子は、
「ううん、これが良い。私、ずっと大事にする」
瞳に涙を浮かべて竜雄の胸にコツンと額をつけた。
密着すると竜雄の汗の匂いが鼻をくすぐり、花菜子を欲情させる。
「花菜ちゃん…?」
「竜雄、大好き」
抱きついたままベッドに倒れこむ。
「ちょっと待って、僕まだシャワー…」
竜雄の言葉を唇で封じ、花菜子は彼のシャツのボタンを外し始めた。