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大嫌い
第31章 Happy Birthday
自分はビアガーデンでセットメニューを頼み、ビールは三口で諦めたがオツマミを口にしていた。
だが、竜雄は…
(…本当にサイテーだ、私…)
しかも、とっとと寝てしまった花菜子の後始末までしてくれたらしく、身体もベタついていない。
初めてだったとはいえ何から何まで任せてしまい、これではどちらが年上だか分からない。
呑気に浮かれている場合ではなかった。
こんな自分を見捨てないどころか優しく包み込んでくれる竜雄に報いたい、花菜子は彼の寝顔を見つめて心からそう思った。
だが、竜雄は…
(…本当にサイテーだ、私…)
しかも、とっとと寝てしまった花菜子の後始末までしてくれたらしく、身体もベタついていない。
初めてだったとはいえ何から何まで任せてしまい、これではどちらが年上だか分からない。
呑気に浮かれている場合ではなかった。
こんな自分を見捨てないどころか優しく包み込んでくれる竜雄に報いたい、花菜子は彼の寝顔を見つめて心からそう思った。