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大嫌い
第32章 モーニングコーヒー
たまに気のきく母に感謝しつつ花菜子は焼きたてクロワッサンをかじり、そのサクッとした食感に顔が自然と緩む。

ふと竜雄を見るとサラダを口に運んでいた。

咀嚼する口許を見ているうちに、
(あの口が夕べは私のアソコを…)
朝からエッチな気分になってしまう。


「…僕の顔になんかついてる?」

「ひゃ!?え、えーと、うん!ついてる、ドレッシングが」


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