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第35章 エピローグ．

幼い頃から父親より猪岡の背中を見て育った竜雄は、将来を考える時に警察官という職業を自然と第一候補にしていた。

さらに花菜子と付き合うようになり、彼女が教育実習に来ると嫌でも年の差を感じさせられ早く社会に出たいと思うようになった。

だが両親に反対され、猪岡からも「俺だって大学を出て警官になったんだから」と説得されたのだ。