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蕩けるソルベ
第4章 竜司の過去
げっそりしていた竜司君の友達をリビングに招き入れようとしたが頑なに拒否された。
「竜司に何言われるか…」
『え?竜司君が嫌がるんですか?』
「うん。滅多に他人を自分のテリトリーに入れたがらないんだよ。アイツ色々な意味で潔癖だから」
『…』
知らなかった。
「それに加え食生活はボロボロでしょ?いつでも身体壊して良いくらいだったけど…」
それで私を見つめて
「澪ちゃんが家庭的な女性で安心したー…」
『そ、そんなっ…』
「竜司が仕事を一日でも休んだら家の会社ボロボロだからね」
はははと乾いた笑みで遠くを見つめる。
それほど竜司君の存在は大きいんだ…