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蕩けるソルベ
第4章 竜司の過去
「澪ちゃん。竜司を宜しくね。」

『はいっ』

甲斐さんが私の頭を優しく撫でる。

『…なんかお兄ちゃんみたいですね。』

「ん?本当のお兄ちゃんみたいに頼っていいよー」

冗談のつもりが笑顔で返されてしまった。

『…ありがとうございます』

とりあえず甲斐さんをクルマで出発して見えなくなるまで見送って鳳君が送ってきた私の荷物を片付ける事に。

「澪、終ったけどー?」

『えっ!?』

早い…!!
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