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蕩けるソルベ
第4章 竜司の過去
やっぱり拒絶してしまった事について考えてる?
それとも…
蕎麦がゆで上がったみたいで、竜司君が蕎麦をザルにこしてなべに戻した。
そして私の方を再び見つめ
「…あのさ澪?」
『…ん?』
「俺のどこが好き?」
『…』
唐突過ぎて頭がついていかない。
『…え、と…』
何から言えば良いのか悩んでいると
「…だよな…」
深い溜め息をつく竜司君
「ごめん。今のなし」
竜司君がキッチンから出ていこうとする。
『…っ!』
咄嗟に竜司君の腕を掴んだ。