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第8章 起こされた本能

　
　乳首を挟まれ、胸を揉み拉かれる感覚に新たな感覚が加わる。

　柔肉を捏ねられる刺激に酔い痴れそうになっていれば、助役の右手が固く閉じていた太腿を撫で始めたのだった。

「やはり瑞瑞しい若い肌は良いですねぇ」

　時折首筋や耳に舌を這わせながら、両手で杏子の肌を堪能する助役。

「んはっ……あっ…あぁぁ………も…もう……んんっ……これ以上………」

　カラダのあちこちから脳へと伝わる刺激。

　下唇を軽く噛んで熱い吐息を堪えようとするが、カラダの中で広がっていく快感の波に堪えきれなくなっていく。

「ああ……アンズちゃん……。ホントに男……誘ってるんじゃないですか？」

　両手を動かしながら、喘ぎ始めた杏子の反応を愉しんでいた助役。

　右手で撫で回していた杏子の太腿を何気なく見遣ると、ニヤッと笑みを浮かべた。

　ただでさえ裾が短い杏子の浴衣。

　座らされて裾を割られれば、脚の付け根までも露わになっていた。

　ピタッと閉じられた小麦色の太腿。

　その間から、綺麗に切り揃えられた、黒い茂みが顔を覗かせていた。

「んはっ……ち…違っ………あた……アタシは………」

「こんな短い浴衣で……ノーパン…とか………。
　まぁ、浴衣着る時は下着を着けないってのもありますけどねぇ………。
　でも…アンズちゃんの場合は………」

「だ…だから……違うっ……てぇ……んくぅっ………」

　陰毛までも見られた事に杏子のカラダは火照りを強め、助役の両手から感じる刺激に敏感に反応していく。