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異端視されし者~★なぜ、彼は逃亡者と化したのか!?
第3章 彼は
瀧野潤子が、
身体を丸めて、
両脚を体育座りの恰好をさせて、
黙り込んだ。
「怒って悪かった。」
黒石幸久は、
一言潤子へ呟くと、
堤に寝転び、シャツに付いた芝生の枯れ草を手ではらい、
その場をあとにしていく。
「助けて、」
誰かが囁く声がした。
(気のせいか…?)
「自分で考えて…他に相談相手が、
まだ、居る見込みのある人と、俺は違う。」
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