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異端視されし者~★なぜ、彼は逃亡者と化したのか!?
第3章 彼は
瀧野潤子に見向きもしないで、





幸久は立ち去ろうとしてる…。





「お願い、助けて…」








黒石幸久は、母校のある方角から聞こえてきた言葉が、







聞き違いだろうと思い込み、







瀧野へこのことを何も言わずに聞こえないフリをした。










ザザッ!舗装中の砂利道へ降りて、








以前、フードファイターの店と








モテはやされた店先へ足早に急いだ。






「ね…黒石クン、アタシも、煙りが立ち上っている学校方面から、








女の子の声が聞こえてきた。」






「え?助けてって、言葉か…」







「うん‥学校方面からだよ…」










ポワンと立ったまんまの瀧野潤子は、









茫然と煙りの立ち上る校舎が視線を向けていた。





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