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異端視されし者~★なぜ、彼は逃亡者と化したのか!?
第8章 奇妙な、物の怪
我が道を歩み続けるように、








幸久は、
既に壊れて
焼け落ちたドアの無い








出入り口へ向かって歩いていた。









「おめえら、散れよ!」











腕を振り回し、






組み伏せた人間を振り払い、
ホール会場を後にし






黒石幸久は、
焼けてゆくホール会場が









二度目の爆発音が鳴り響く
入学式のホール会場から逃れられた…。












崩壊していく建物の中に居た5人は、






そのまま姿が視界から消えていた。











すすけた顔と火傷の痕を手で押さえ、










幸久は黙りこくってホール会場が火事で






ギシギシ、








軋みながら崩れていくのを見つめていた。









「これで、終わったか…」











黒石幸久は独り言を漏らした。










「大丈夫ですか…早く担架を!!」










レスキュー隊員たちの一人が、








火傷を抑えて真っ青な顔で、











その場に佇んでいる


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