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異端視されし者~★なぜ、彼は逃亡者と化したのか!?
第8章 奇妙な、物の怪
苦痛を伴った異様な軋む音が、







ホール会場が崩壊し崩れ落ちていく音とが、








キーン、ギギギッ









耳鳴りと共に、悪意の汚言とが入り交じって、










次々と入学式の出席者を赤黒く焼いていた。










燃え盛る炎と煙りが、








黒石幸久と汚言を吐き散らす5人のオンナが囲み、









組み伏せたまま固まって微動だにしない。









「くっ!」










立ち込めた煙りと肌が焼き焦げる…と身を捩る幸久が、













歯を食いしばり息を止めて、




ホール会場の出入り口へ向かって歩き出した。











「ケケケケケッ!ハハハッ!





このまま墓場へ行きましょう!」








アルコールでしゃがれた男の声へ変わった、










5人のオンナが汚言で薄気味悪い囁き声を発していた。












「………黙れよ莫迦ども!」











着ていたスーツが焼き焦げながら、









5人で組み伏せたオンナ達の力が通用せず、






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