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異端視されし者~★なぜ、彼は逃亡者と化したのか!?
第8章 奇妙な、物の怪
片手に持った牛乳を飲ませ、
火災事故で、肺へ煙りを吸い込んだ際のような
処置を試みたが、
幸久の息が絶えていた…。
病院へは3分程で着いた。
応急処置をしないままで
救急車から、
黒石幸久は担架で病院内へ運ばれて行った…。
幸久が気が付くと辺りを見回した。
冷たい部屋の闇には、
黒石幸久以外に
数多くの遺体が並べられ
静かに置かれ眠っていた。
(………!!)
幸久は、何も考えずに遺体の並べられていた部屋の
ドアノブを握り締め、
慎重に開閉をして、
蛍光灯らしき光の差し込まれた隙間へ顔を寄せて、
廊下側へ視線を向けた…。
誰も居ないことを確かめると、
小脇に挟んでいる
革ジャンを着た。
【霊安室】
と書かれたプレートを眺めやり
チッと舌打ちして
足早に【霊安室】から抜け出した。
監視カメラの死角を探しては、
ジワジワと非常階段らしきドアが
見える場所へと
壁づたいに背中を向け這って行く。
(………!?)
懐中電灯の光が眩しい。
どうやら警備員らしい。
火災事故で、肺へ煙りを吸い込んだ際のような
処置を試みたが、
幸久の息が絶えていた…。
病院へは3分程で着いた。
応急処置をしないままで
救急車から、
黒石幸久は担架で病院内へ運ばれて行った…。
幸久が気が付くと辺りを見回した。
冷たい部屋の闇には、
黒石幸久以外に
数多くの遺体が並べられ
静かに置かれ眠っていた。
(………!!)
幸久は、何も考えずに遺体の並べられていた部屋の
ドアノブを握り締め、
慎重に開閉をして、
蛍光灯らしき光の差し込まれた隙間へ顔を寄せて、
廊下側へ視線を向けた…。
誰も居ないことを確かめると、
小脇に挟んでいる
革ジャンを着た。
【霊安室】
と書かれたプレートを眺めやり
チッと舌打ちして
足早に【霊安室】から抜け出した。
監視カメラの死角を探しては、
ジワジワと非常階段らしきドアが
見える場所へと
壁づたいに背中を向け這って行く。
(………!?)
懐中電灯の光が眩しい。
どうやら警備員らしい。