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異端視されし者~★なぜ、彼は逃亡者と化したのか!?
第10章 呪文を唱えて
一瞬の隙をつき、






幸久が
山姥と化した物の怪の茶褐色をした制服を掴み取る







と道連れに川へダイビングをした。






ジャバジャバと暴れながら





山姥のような面妖の2人は川へ沈み、








幸久は、そのまま





小舟の脇にあるオールを手にし、







流されがままに漂い







海の見える川岸で






クルージングを愉しむカップルに救助された。









難を逃れた幸久は、





2人のカップルと暫くの間
行動を共にした。









「大丈夫ですか?」





と丁寧な口調で、
強面のクルーザーの主は










幸久へ手を貸してくれ船内へあがる際に、








真摯な対応をしてくれた。









バシャッ!ザザザッ!バシャバシャッ、






クルーザーの上へと真美と今中昧華似の2人が




泡を吐く爬虫類の習性に似た






異様な動きをしながら





「オボッ、レレル、アババ!」







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