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僕の伴侶は蜷局を巻く
第5章 5-初夜
ユウキはどこへ行ったのかしら。早くも私にうんざりしたの? それとも、侮辱したことを怒っているのかも。そんな必要はないのに。私が彼の魅力に対して平気でいられないのは明らかなのだから…。
ベッドにもどり長い間、ミハルはじっと横になったまま、遠くでかすかな物音がするたびにハッと目を開き、足音が近づいてこないかと不思議な気持ちで耳を澄ましていた。しかし聞こえてくるのは寄せては返す波の音ばかりだ。やがて眠気が襲ってくるにつれ、それもだんだん聞こえなくなった。
ユウキは寝ているミハルをじっと見つめた。目を閉じ、唇は小さく開かれ、つややかな髪がこぼれて枕に広がっている。なんと邪気の無い姿だろう。そして、彼女はバージンではないのだ。
彼の中で、プライドが大きくふくらんだ。彼女は僕のもの。僕だけのもの。僕の前に彼女を抱いた者はいない。この先も…。
そう思うだけで、欲望が高まるには充分だった。ユウキは彼女の隣に横になった。夢ではない、お嬢様を僕の妻にできたのは運命だったのか。
ベッドにもどり長い間、ミハルはじっと横になったまま、遠くでかすかな物音がするたびにハッと目を開き、足音が近づいてこないかと不思議な気持ちで耳を澄ましていた。しかし聞こえてくるのは寄せては返す波の音ばかりだ。やがて眠気が襲ってくるにつれ、それもだんだん聞こえなくなった。
ユウキは寝ているミハルをじっと見つめた。目を閉じ、唇は小さく開かれ、つややかな髪がこぼれて枕に広がっている。なんと邪気の無い姿だろう。そして、彼女はバージンではないのだ。
彼の中で、プライドが大きくふくらんだ。彼女は僕のもの。僕だけのもの。僕の前に彼女を抱いた者はいない。この先も…。
そう思うだけで、欲望が高まるには充分だった。ユウキは彼女の隣に横になった。夢ではない、お嬢様を僕の妻にできたのは運命だったのか。