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僕の伴侶は蜷局を巻く
第6章 6
空も明るくなってきたようだし、もう朝に違いない。だが、彼女はハッと目を見開いたのは、カーテンからもれてくる日差しのせいではなく、ぬくもりの原因に気づいたせいだった。
ユウキの身体が彼女の曲線をぴったりとなぞり、一方の手でさりげなく抱擁されている。さらに生々しいもうひとつの熱の源が、危険なまでに接近している。とっさに身構えたものの、ミハルはすぐに後悔した。彼女の動きは、二人の間にかすかな摩擦をもたらした。
背後でユウキがもぞもぞと動き、ミハルは息を止めた。持ち上がった腕に力がこもり、彼女を強く抱き寄せた。彼は肩肘をついて起き上がり、ミハルの頬に唇を当てた。
「おはよう、ミハル」
低い声が振動となってミハルに伝わり、身体の芯に達した。
「おはょ…」ミハルは消え入りそうな声で応じた。ユウキにバスローブを剥され、いまこの場で奪われることを覚悟する。
すると、ユウキの手は消え、マットが傾いた。彼は反対側からベッドを下りた。ミハルは期待だと気づき、思いもよらない失望に変わった。
「今日は何をしようか?」ユウキはバルコニーの方を歩いていき、ドアを開けた。服を着ていないことにも、欲望のなごりがあらわなことにもかまわずに、彼は新たな一日の空気を吸っている「地元の画廊でも覗いてみるかい?」ユウキは肩越しに尋ねた。「それとも、海岸を散歩しようか?」
ユウキの身体が彼女の曲線をぴったりとなぞり、一方の手でさりげなく抱擁されている。さらに生々しいもうひとつの熱の源が、危険なまでに接近している。とっさに身構えたものの、ミハルはすぐに後悔した。彼女の動きは、二人の間にかすかな摩擦をもたらした。
背後でユウキがもぞもぞと動き、ミハルは息を止めた。持ち上がった腕に力がこもり、彼女を強く抱き寄せた。彼は肩肘をついて起き上がり、ミハルの頬に唇を当てた。
「おはよう、ミハル」
低い声が振動となってミハルに伝わり、身体の芯に達した。
「おはょ…」ミハルは消え入りそうな声で応じた。ユウキにバスローブを剥され、いまこの場で奪われることを覚悟する。
すると、ユウキの手は消え、マットが傾いた。彼は反対側からベッドを下りた。ミハルは期待だと気づき、思いもよらない失望に変わった。
「今日は何をしようか?」ユウキはバルコニーの方を歩いていき、ドアを開けた。服を着ていないことにも、欲望のなごりがあらわなことにもかまわずに、彼は新たな一日の空気を吸っている「地元の画廊でも覗いてみるかい?」ユウキは肩越しに尋ねた。「それとも、海岸を散歩しようか?」