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僕の伴侶は蜷局を巻く
第6章 6
ユウキの顎から、かすかに力が抜けた。「そうかい」
「思い上がらないことね。自分はたいそうHに自信があるもんだから、私のほうからすがりつく、とでも思っているの?」
ユウキはしばらく黙ったまま、暮れゆく日の中に立ちつくし、ミハルをじっと見つめていた。やがて体の向きを変え、重い木のドアを押しながら、彼は言った。「セックスを覚えた女盛りの君こそ無理はするな。四十になる僕は君が思っているほどさかりきっていない」
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