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僕の伴侶は蜷局を巻く
第6章 6
ユウキは胸を激しく上下させながらも、抑制を取り戻し、壁を押して、彼女のそばを離れつつある。
最低だわ! 今朝と同じように隙を狙って女に恥をかかす。
「そういうことなら、正気に返ってくれてよかったわ」ミハルは服のしわをのばし、うんざりしたポーズを取りつくろった。「私はここも床も好みじゃないから」
「なるほど。では、どういうのが好みか教えてもらおうか」
「え?」
「この次愛し合うときには、君が決めるといい。いつ、どんなふうにするか」
ミハルはまごついた。自分の耳が信じられない。「つまり、私が許可しない限り、手を出さないというの?」
「うぅん、君に頼まれない限り、だ」
ミハルは身をのけぞらせて笑った。とどのつまり、避妊薬なんていらなかったのかもしれない。彼に迫られて意志が揺らぐことはあっても、私から彼に迫るなんてありえないわ。
「ふふふ。男のアナタが我慢できるのかな?」
ユウキの目が険しくなり、頬がぴピクリと引きつった。
いい気味だわ。ミハルは意地悪く思った。彼は私がいまここで前言を撤回する、と思ったに違いない。「永遠に我慢してもらうわ」
最低だわ! 今朝と同じように隙を狙って女に恥をかかす。
「そういうことなら、正気に返ってくれてよかったわ」ミハルは服のしわをのばし、うんざりしたポーズを取りつくろった。「私はここも床も好みじゃないから」
「なるほど。では、どういうのが好みか教えてもらおうか」
「え?」
「この次愛し合うときには、君が決めるといい。いつ、どんなふうにするか」
ミハルはまごついた。自分の耳が信じられない。「つまり、私が許可しない限り、手を出さないというの?」
「うぅん、君に頼まれない限り、だ」
ミハルは身をのけぞらせて笑った。とどのつまり、避妊薬なんていらなかったのかもしれない。彼に迫られて意志が揺らぐことはあっても、私から彼に迫るなんてありえないわ。
「ふふふ。男のアナタが我慢できるのかな?」
ユウキの目が険しくなり、頬がぴピクリと引きつった。
いい気味だわ。ミハルは意地悪く思った。彼は私がいまここで前言を撤回する、と思ったに違いない。「永遠に我慢してもらうわ」