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僕の伴侶は蜷局を巻く
第8章 8
彼の長い腕と足がからみつく。たいしたことないと思っていたが、なんという冷えきった体。大理石の彫像のようだ唇は氷さながらに冷たく、肌は触れるだけで凍りそうだ。彼女に命を吹き込んでやりたい。僕の中にこみ上げる熱を、彼女にも分けてやりたい。ユウキはミハルの身体に唇を這わせた。
ミハルは波しぶきの味がする。冷たい雨のさわやかな味も。嵐のさなかに天と地の間に放出されたエネルギーを思わせる味だ。
湯気の中で彼女を抱いたまま、ユウキは靴下だけを脱ぎ捨てた。
ユウキは流れる湯の下にミハルを立たせ、彼女の震えがおさまるまで抱いていた。やがてミハルは腕を上げ、背中を反らして、流れる湯に顔を打たせた。胸のふくらみがユウキの目の前にせりだす。
ユウキは身をかがめて一方の胸の頂きを口に含み、やわらかな感触と、彼女をつたい滝となって流れる湯を味わった。
ミハルは身体を震わせたが、もはや寒さのせいではない。ユウキの口の中で彼女が震えているのは、熱い欲望のせいだ。ミハルは彼の頭をつかみ、肩をつかんだ。彼女の身体の曲線を両手でなぞりながら、ユウキは彼女の腹部に舌を這わせ、キスを浴びせて、ぴったりと抱き寄せた。
「きれいすぎる…」ユウキは囁いた。「美しいよ」
ミハルは彼の頭をかきいだき、髪を指にからめた。ユウキは背中をそらし、彼女の目に視線を合わせた。
ミハルは波しぶきの味がする。冷たい雨のさわやかな味も。嵐のさなかに天と地の間に放出されたエネルギーを思わせる味だ。
湯気の中で彼女を抱いたまま、ユウキは靴下だけを脱ぎ捨てた。
ユウキは流れる湯の下にミハルを立たせ、彼女の震えがおさまるまで抱いていた。やがてミハルは腕を上げ、背中を反らして、流れる湯に顔を打たせた。胸のふくらみがユウキの目の前にせりだす。
ユウキは身をかがめて一方の胸の頂きを口に含み、やわらかな感触と、彼女をつたい滝となって流れる湯を味わった。
ミハルは身体を震わせたが、もはや寒さのせいではない。ユウキの口の中で彼女が震えているのは、熱い欲望のせいだ。ミハルは彼の頭をつかみ、肩をつかんだ。彼女の身体の曲線を両手でなぞりながら、ユウキは彼女の腹部に舌を這わせ、キスを浴びせて、ぴったりと抱き寄せた。
「きれいすぎる…」ユウキは囁いた。「美しいよ」
ミハルは彼の頭をかきいだき、髪を指にからめた。ユウキは背中をそらし、彼女の目に視線を合わせた。