この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
僕の伴侶は蜷局を巻く
第8章 8
彼の長い腕と足がからみつく。たいしたことないと思っていたが、なんという冷えきった体。大理石の彫像のようだ唇は氷さながらに冷たく、肌は触れるだけで凍りそうだ。彼女に命を吹き込んでやりたい。僕の中にこみ上げる熱を、彼女にも分けてやりたい。ユウキはミハルの身体に唇を這わせた。

ミハルは波しぶきの味がする。冷たい雨のさわやかな味も。嵐のさなかに天と地の間に放出されたエネルギーを思わせる味だ。

湯気の中で彼女を抱いたまま、ユウキは靴下だけを脱ぎ捨てた。

ユウキは流れる湯の下にミハルを立たせ、彼女の震えがおさまるまで抱いていた。やがてミハルは腕を上げ、背中を反らして、流れる湯に顔を打たせた。胸のふくらみがユウキの目の前にせりだす。

ユウキは身をかがめて一方の胸の頂きを口に含み、やわらかな感触と、彼女をつたい滝となって流れる湯を味わった。

ミハルは身体を震わせたが、もはや寒さのせいではない。ユウキの口の中で彼女が震えているのは、熱い欲望のせいだ。ミハルは彼の頭をつかみ、肩をつかんだ。彼女の身体の曲線を両手でなぞりながら、ユウキは彼女の腹部に舌を這わせ、キスを浴びせて、ぴったりと抱き寄せた。
「きれいすぎる…」ユウキは囁いた。「美しいよ」

ミハルは彼の頭をかきいだき、髪を指にからめた。ユウキは背中をそらし、彼女の目に視線を合わせた。
/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ