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僕の伴侶は蜷局を巻く
第8章 8
「好きにさせてもらうぞ」指でそっと彼女を押し開きながら、彼女の背を壁に押し付け、ユウキは言い放った。
ミハルの喘ぐ声がした。続いて彼が秘めやかな場所に唇を押し当て、舌で円を描くと、喘ぎ声に吐息がまじる。
流れる湯に打たれてひざまずき、舌を使って彼女の身体を称えているいま、ユウキは新たな味わいと発見に出会う思いだった。お嬢様はさまざまな面をあわせ持つ複雑な女性。僕の妻。
僕のものだ。
「お願い」ミハルが、あえぎながら情熱の解放を求めた。「アナタが必要なの」
求めているのは、彼女だけではない。
ユウキは濡れた服を脱いで立ち上がると、彼女を抱きしめ、その場で立ったまま愛し合った。月に向かって吼える狼の気持ちがわかる。高まったこの思いを、山の上から世界に向かって叫びたい。彼はミハルの喉元に顔をうずめ、さらにきつく抱きしめた。僕の妻。お嬢様は僕の妻だ。
決して放しはしない。
絶頂感に激しく身を震わせたのち、やがてミハルの動きが止まると、ユウキは自分もあとに続き、最後の勝利の雄叫びをあげて、尽き果てた。力が抜け、膝はがくがくするが、なんとか耐えぬく。
いまもひとつになったまま、ユウキはゆっくりと彼女の背中をさする。彼は、ほほ笑んだ。「かわいかったよ」
ミハルの喘ぐ声がした。続いて彼が秘めやかな場所に唇を押し当て、舌で円を描くと、喘ぎ声に吐息がまじる。
流れる湯に打たれてひざまずき、舌を使って彼女の身体を称えているいま、ユウキは新たな味わいと発見に出会う思いだった。お嬢様はさまざまな面をあわせ持つ複雑な女性。僕の妻。
僕のものだ。
「お願い」ミハルが、あえぎながら情熱の解放を求めた。「アナタが必要なの」
求めているのは、彼女だけではない。
ユウキは濡れた服を脱いで立ち上がると、彼女を抱きしめ、その場で立ったまま愛し合った。月に向かって吼える狼の気持ちがわかる。高まったこの思いを、山の上から世界に向かって叫びたい。彼はミハルの喉元に顔をうずめ、さらにきつく抱きしめた。僕の妻。お嬢様は僕の妻だ。
決して放しはしない。
絶頂感に激しく身を震わせたのち、やがてミハルの動きが止まると、ユウキは自分もあとに続き、最後の勝利の雄叫びをあげて、尽き果てた。力が抜け、膝はがくがくするが、なんとか耐えぬく。
いまもひとつになったまま、ユウキはゆっくりと彼女の背中をさする。彼は、ほほ笑んだ。「かわいかったよ」