この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
僕の伴侶は蜷局を巻く
第8章 8
「好きにさせてもらうぞ」指でそっと彼女を押し開きながら、彼女の背を壁に押し付け、ユウキは言い放った。

ミハルの喘ぐ声がした。続いて彼が秘めやかな場所に唇を押し当て、舌で円を描くと、喘ぎ声に吐息がまじる。

流れる湯に打たれてひざまずき、舌を使って彼女の身体を称えているいま、ユウキは新たな味わいと発見に出会う思いだった。お嬢様はさまざまな面をあわせ持つ複雑な女性。僕の妻。

僕のものだ。
「お願い」ミハルが、あえぎながら情熱の解放を求めた。「アナタが必要なの」

求めているのは、彼女だけではない。

ユウキは濡れた服を脱いで立ち上がると、彼女を抱きしめ、その場で立ったまま愛し合った。月に向かって吼える狼の気持ちがわかる。高まったこの思いを、山の上から世界に向かって叫びたい。彼はミハルの喉元に顔をうずめ、さらにきつく抱きしめた。僕の妻。お嬢様は僕の妻だ。

決して放しはしない。
絶頂感に激しく身を震わせたのち、やがてミハルの動きが止まると、ユウキは自分もあとに続き、最後の勝利の雄叫びをあげて、尽き果てた。力が抜け、膝はがくがくするが、なんとか耐えぬく。

いまもひとつになったまま、ユウキはゆっくりと彼女の背中をさする。彼は、ほほ笑んだ。「かわいかったよ」


/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ