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僕の伴侶は蜷局を巻く
第9章 9
「もうハネムーンは終わりなの?」

ユウキは片方の眉を上げた。今朝、起きてすぐに愛を交わしたのち、彼は書斎にこもっていた。今朝の彼女の情熱的な反応からして、ゆうべの“疲れ”は取れたものと思ったが、そうではないらしい。ここを離れる、本当のワケを考えると、それもまた気が重い。
「喜ぶと思ったよ。君はハネムーンに乗り気ではなかったから」

ミハルは肩をすくめ、自分のカップにコーヒーをついだ。「着いてきただけいいでしょ」

ユウキはじっと彼女を見据えた。ミハルは気づいていても見ようとしない。彼は白手をはめ、正宗を手にした。体じゅうの血が煮えぎたる。お嬢様の気分はレートのように変わるな。
「次の週末も来ようか?」平静な口調を心がけつつ、ユウキは続けた。「君も楽しかっただろ」
「…アナタがそうしたいなら」ミハルはむっつりとコーヒーを一口飲んだ。

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