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光月 官能ホラー企画
第2章 鏡の力
「はいはい、秋美さま……」

私の懐で鏡が騒いでるのがわかる。

それはとても嫌な感情を持った、
意思のようなものだ。

「これ、たぶん、この車?」

私は駐車場にある一台の外車の前で、
その鏡が、
なにか訴えているように感じた。

「へえ、なんかナンパそうな車だな」

悠平は無邪気に見てるけど。

鏡の意思は、やばいくらい、
憎悪に満ちてる。
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