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half. ~Sweet blood~
第3章 メインと、サブ…
「ルシア」
暫くして寝室を覗けば、布団にくるまり寝息をたたていた。
「っ、きゆ…と?」
「わり、起こしたか」
「いや、別にいい。何か用?」
「さっきは…悪かったな」
「いいって、halfの勤めだろ?お前が気にする事じゃねーよ。ただ初めてだからな、びびっただけだ」
「勤めとかじゃねーよ、俺が軽率だったんだから」
「ケイソツ?まぁ何でもいいけど、気にする事ねーからな。血もらってんだから」
何でそんな何事も無かったかのような顔して言えんだよ。もっと攻めろよ…じゃなきゃ、俺は…
「そーいえば、雪斗お前煙草やめたのか?」
「あーまぁな」
「血が美味くなった、ついでに酒もやめろ。あれがなけりゃ、もっと美味いんだよ」
「美味くなったらルシアに全部吸われるだろ、だからやめねーよ」
「控えろよ」
「お前、だいぶ口わりーぞ」
「雪斗と変わんねーだろ」
ベッドに座り話す姿は、まだまだ若く。なのに外見とは異なった考え。痛々しく感じた。昔の俺みたいだな…