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half. ~Sweet blood~
第2章 同情と、優しさ…
下着の中に突っ込んだ手を上下に動かせば、固さを増した。控えめなサイズだが十分に主張している。
「やっ、やだぁ…んっ…はぁん」
「初めてなんだろ、こーゆーのも」
先走りが溢れヌチュヌチュと卑猥な音が響き、ルシアの息遣いが早くなっていく。
「あっ、あっ…ん…なにこれ…んっ」
「イきたいんだろ、我慢すんな出せ」
「んっっ、ふぁ、や…なん…か…でるっ」
身体が跳ね白濁液を吐き出した。
ルシアにとって初めての事だった。身体の力が抜け整わない息のままのルシアに俺は唇をよせた。
「んっ、ハァ…っ」
「わりーやり過ぎた」
抱かせろなんて言ったくせに、こいつのこんな顔みたら出来ねーよ。
涙を浮かべ震える。
「もう、しねーってだから泣くな」
寝室を出た俺は頭を抱えた。
「これじゃ俺もあいつ等と一緒だな」
人を人とも扱わない奴ら。家畜のように扱い死ぬまで追い込んでいく。人身売買、薬、なんでもアリな世界で生きてる奴と変わんねーな。
「ひでーな、俺」
こんなんが同情でhalfを助けてやるなんて、無理だったかもしんねー。