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half. ~Sweet blood~
第7章 はじめての、発情…



「落ち着いたか」


「ハァ、あ…うん」


「じゃ戻るか」



瞼を閉じたルシアを再び抱き上げ部屋に戻る。腕の中で寝息をたてるルシアをソッと撫でた…



「あ、おかえり」


起きていた昂はまだベットの中で、何を聞くわけでもなくただ一言「ルシア大丈夫?」とだけ聞いた。


「よく分かんねー」


「まだ早いしもう少し寝なよ」


時計をみれば5時をまわった頃だった。ベットに寝かせ共に横になる。離れないように優しく包み込んだまま…



朝食を済ませルシアを起こし、再び白瀬を探す為に車を走らせる。その間もルシアは後部座席で寝ていた。



「体調でも崩したのかな?」


「そんな感じじゃなかった」


「血欲しがってたの?」


「朝一で吸われたけど収まんなかったみてー」


「そっか、疲れたのかもな」


「多分な…」



昂にはそう言ったが、疲れたんじゃないな。どうみたって発情してただろ、あれは…。


助手席に深くもたれかかる俺は、ルシアの赤く火照った顔を思い出していた。


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