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half. ~Sweet blood~
第9章 生き方と、別れ…
「どんな達希でも私は離さないよ」
「っ、チュパ…ジュル…あ、りが…とう…ございま、す。チュパ…チュパ…」
机の下で跪き愛しいご主人様の肉棒を貪りつく。乳首に穴を開けてもらい、リング状のピアスをぶら下げ…それに通された紐を引っ張られる。
「痛いのが好きなんて、達希は真性のマゾだな」
数日もするとご主人様は顔色一つかえず、俺を扱うようになった。そんなご主人様にビクビクしながらも…喜んでいるんだ。
「達希…君を愛しているよ」
「俺もご主人様を愛しています」
天井に設置された滑車にロープを通し、足を持ち上げられる。支える為の片足が震えた…鞭で背中に痕を残すご主人様は笑っている。
「つぁぁ、ひぃ…あぁ…っっ」
「今日も良い声で鳴くな」
鞭を振り上げ休む事なく打たれる。
痛いのに、安心するんだ…
俺は愛されていると。
歪み過ぎた愛情表現だが、それが達希と白瀬を繋ぐ最高の形の絆だった。
「ふっ、く…あぅ…んっ…」
「達希…」
俺の名を呼ぶご主人様。
壊れていく俺。
俺の為に用意された物は、赤色で革製のものばかりだった。ご主人様が選んでプレゼントしてくれる。
「白い肌に良く似合っているよ」
微笑む瞳には依然のような、暖かさは無くなっていた。それでもご主人様は優しくいたぶってくれる…こんな幸せあるだろうか。