この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
half. ~Sweet blood~
第10章 偽りと、確かな気持ち…
「ユキには、どこまでしてもらった?」
「やっ、ぁ…しら…な…い…んっ…」
肩に隠すように顔を埋め、息を乱す。耳がうっすらとピンクに染まり始め、もどかしそうに腰が揺れる…
「身体にきこうかな」
細く折れてしまいそうな身体を軽々と持ち上げ、寝室へと向かう。両手でしっかりと首にしがみつくルシアは半開きの口で息を整えた。
ギシッ…
ベッドに降ろし、再び唇を合わせる。
「んっ…ハァ、ぁ…」
「舌絡めて、誘ってみな」
「む、り…っ、れきな…ぃ…」
舌から逃げるように、引っ込める。唾液を流し込み口内で混ぜる。
「あっ、っ…ハァゥ…う、んっ…」
唇を自身で噛み血を滲ませる。
そして唇を合わせ…
「ルシアの好きな血だよ、舐めて」
「チュ、チュパ…んっ、あ…まぃ…んっ」
「そのまま舌絡めて」
「んくっ…ふぁ…ぁん、チュパ…」
「上手…」
恍惚の表情を浮かべ無心に舌を絡め、執拗に口内を這う舌。それがまたいじらしく、可愛さが増した…