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第5章 気になり始めて

『…！』

咄嗟に目を閉じた。

パシッ。

『…?』

当たらなかった？

恐る恐る目を開くと

「…おい、お前俺の琴音に何してやがる…」

『…』

なんで葛島尚哉が！?

「おい！?」

「葛島さん呼んだの誰だよ！?」

慌てふためく男達。

「この際主催者なんぞ関係ねぇ…全員殺す」

私の破れたシャツの上から自分の来ていたブレザーを羽織らせてきた。

「琴音、お前はそこで見ておけ。」



ぶ、物騒な事は言わないでちょうだいっ！