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だって私はお姫様!
第5章 気になり始めて

『…もう良いの…』

葛島尚哉の背中に抱きつき、攻撃を阻止する。

葛島尚哉の腕は真っ赤で震えている。

こんなに怒るなんて…

「…チッ」

私を軽々と横抱きして、その場を去った。

『…ごめんなさい』

葛島尚哉の首筋に顔を埋めて謝罪する

「…」

何も言い返さない葛島尚哉

『貴方には迷惑ばかりかけているわね…っ』

「別に」

嘘つき。

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