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酒屋・女主人☆繭子さんの誘惑
第1章 プロローグ
会社員の今の僕は、思春期真っ盛りに淡い恋心を抱いていたひとが居た。




酒屋の女主人を当時のボクはモンローさん、と命名した。




胸元の白さをわざわざ店番で見せつけて、



お客さんをメロメロにしている噂だ。





そこへ父親のおつかいで、



単に立ち寄ってウイスキーとビールと



つまみの乾きもののナッツ類を





買いに出掛けていたのだった。




ガラガラと引き戸を開けた途端、



香しい女盛りのフェロモン臭とコロンと汗ばんだ匂いがして、



嗅いだ。
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