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可愛いヒモの育て方。
第1章 拘束プレイ
「よーし! やっと終わった!」
「お疲れー」
麻人がパソコンの前で伸びをする。私を拘束してから、十五分後くらいだった。
「終わったの?」
「はい。あとは教授のパソコンに書いたやつを送るだけです」
「私のパソコンから送るの?」
「はい、家に自分のパソコンありますけどー、家まで持って帰って送るの面倒ですし、せっかくここまで書いたんなら、もうこのまま送っちゃいます」
「ふーん、よくわかんないけど」
もうなんでもいいやという気分になってきた。正直今の状況に飽きてきてしまったのだ。
「そのあと友梨香さんのパソコンいろいろ探ろう。また変な小説みたいの出てきそうだし」
「あー、ダメ! それはダメ!」
「ほら、友梨香さんが好きな羞恥プレイだと思えば。拘束プレイ、放置プレイ。好きなことだらけじゃん」
「もう、全然嬉しくも楽しくもない!」
そうこうしているうちに、教授にメール送信できたらしい。ちらりと見えた画面に、送信完了の文字が見えた。
「すぐパソコン閉じなさいよ! 見ちゃダメ!」
「……まったく、そんな必死にならなくても、人のプライバシー勝手に見たりしませんよ」