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可愛いヒモの育て方。
第7章 露天風呂へ
麻人は特に、リモコンをいじって振動を変えたりはしなかった。それでもドギマギしてしまう。
私は麻人の隣を歩きながら、リモコンを奪い返すため、チャンスを窺った。あんなの麻人に握られてたんじゃ気が気じゃない。
「なんかおとなしいっすねー。いつもやかましいくらい喋るのに」
「そんなことないし」
「やっぱりコレのせい? 友梨香さんの弱み握ったみたいで、なんか楽しいっすねー」
「もう、返せっ」
再び奪い取ろうとするも、失敗。
「ダメだって。しつこい。……お仕置き」
「……うっ」
麻人がリモコンを操作する。
振動が強まり、思わず立ち止まって麻人の手を強く握りしめた。
中での小刻みな震えが、内壁を刺激する。火照った体が、物欲しげに収縮した。
「今が振動、中。どうっすか?」
とっさに喋れず、唇を噛んで首を振った。振動が強くなったからか、中のオモチャの存在を一層感じるようになった。一定のリズムで休む間もなく震え続ける振動は、じわじわと体を熱くしていく。
それでも麻人に体が反応しているのを悟られるのは嫌で、平静を装っていた。