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可愛いヒモの育て方。
第7章 露天風呂へ

 麻人がリモコンのスイッチを入れる。中のオモチャが振動し、思わず身を強ばらせた。
 うつむいて、ぴたりと動きを止めた私に、麻人はなおも言う。

「今のが振動弱。どうっすか?」
「うるさい返せっ」
「なんだ、全然余裕じゃないっすか。つまんない」

 奪い取ろうと手を伸ばすけど、麻人の左手に邪魔されて、取り返せなかった。
 余裕……。内心首をかしげる。オモチャの振動は微々たるものだった。それでもやっぱり、機械的で小刻みなそれは人の指と違って、肌が粟立つような、変な感じがする。

「そろそろ旅館に戻りましょ。なんか寒くなってきた」
「その前にローター……」
「だーめ。着いたら取っていいっすよ」

 条件追加!?

「あさ……」

 問答無用で麻人はベンチから立ち上がり、左手で私の手を掴んだ。引っ張られるように歩き出され、いやいやあとを追う。
 急に動いたからか、中のローターを変なふうに締めつけてしまったらしく、体がびくりとなった。

「どうかしました?」
「……なんでもない」

 くそう、なんかむかついてきた。麻人に手を引かれながら、旅館への道を歩いた。
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