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可愛いヒモの育て方。
第1章 拘束プレイ
私は麻人の体の上にまたがったまま、彼の体を見つめた。
「お金を払わせる気なら、その分楽しませてよね、ヒモ」
「……どうしたらいいかわかんないです」
困った顔で麻人が首をかしげる。
私は麻人の体に、そっと触れた。
「麻人の弱いとこってどこだっけ?」
「教えない」
「いいよ、自分で探すから」
彼の髪を耳にかけ、耳元で囁く。耳朶をペロリと舐めてやった。指の先で彼の首筋を撫でながら鎖骨に唇を這わせると、彼はわずかに身じろぎした。
胸と胸の間に、手のひらを滑らせる。
「麻人って肌綺麗だよね」
「友梨香さんより若いんで」
「あら失礼」
「……っ」
可愛げのない発言に、耳を甘噛みしてやる。麻人はわずかに息を詰めた。
「今のは感じたの? それとも痛かっただけ?」
「……痛かっただけです」
ふいっとそっぽを向いて、ぼそりとそう答える麻人。私はなんだか楽しくなって、彼の全身をまさぐった。
首筋を舐め、鎖骨や肩、胸の辺りに舌を移動させる。そうしながら手のひらでお腹の辺りを緩く撫でた。だけど、胸の突起には触れない。