この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第3章 秘密のご褒美

 ポスティングを終え、二ヶ月ほど経った頃の日曜日。
 夜、ピークが終わり客達も引き始めた頃、バックヤードで店長に呼ばれ、こんなことを聞かれた。

「船越ってさ、彼氏いるっけ? もしかして結婚してたっけ?」
「…………はい?」

 あまりにも唐突すぎて、質問の意図がわからない。間の抜けた声でそう返してしまった。

「彼氏もいないですし、結婚もしてないですけど。急にどうしたんですか?」
「あ、いや……、そうかいないんか」

 店長は腕を組み、眉間にしわを寄せて何かを悩み出した。
 なんなんだこの反応。

「どうしたんです?」
「うーんどうすっかなー」
「何がです? てかなんの話です?」

 会話が噛み合わない。説明を求めているのに丸ごと無視された。
 その時、キッチンにいたバイトの子が店長を呼んだ。店長は顔をあげ、私に向かって一言、「あとで店長室にきて」と言い残し、その子のところに向かっていった。

「なんなんマジで」
「愛の告白じゃないっすか? いいじゃないっすか、店長との恋。そっちのがネタになりそう」
「ばか。もう四十過ぎの二児の父だぞ」
/292ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ