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可愛いヒモの育て方。
第3章 秘密のご褒美
つまめるスナック菓子とコーラをお供に、時間も忘れて執筆に没頭していると、ふいにチャイムが鳴った。
驚いて顔を上げる。とっさに時間を確認すると、もう深夜一時近い。こんな時間に客?
不信に思いながらも立ち上がって玄関に向かうと、すでにドアは開き、ドアの前には麻人が立っていた。
「鍵開いてましたよ。不用心」
「驚かすなよ。誰かと思った。あれ、つか今日日曜だよね。明日学校でしょ? なんで来たん?」
「明日休みですよ。冬休み」
「ああ、なるほど!」
バイト終わりにそのまま来たらしく、いつものダル着に、制服の入った手提げを持っていた。
「お疲れ」
「お疲れ様です。あ、シャワー貸してください。あと洗濯させてください」
「ここはコインランドリーか!」
だけど、麻人がこのタイミングで来てくれたことは嬉しい。温泉のお誘いもしたいし、何より、二時間以上官能ばかり書いてたのもあり、無性にそういう気分になっていた。
鍵を閉め、チェーンまできっちりかけてくれる麻人の体を壁に押し付け、私は彼の唇に、自分のものを押しつけた。