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かわいい狼くん
第2章 ライバル
朝起きて2人で朝食を済まし、
部屋に戻って支度をする


今日から学校だ!


心が着替え終わると、1階から彰斗の声がする


「ココー!準備できたー?」


『はーい!今降りるねー!」



中学と高校は中庭を挟んで向かい合わせに建っている為
2人は一緒に登下校することになった


正確には、彰斗が一緒じゃなきゃ行かないと
わがままを言った為だ…



彰斗のわがままっぷりを思い出し
ぷっと笑みが漏れる



『お待たせー!』


「うん、行こ…ぉ」


彰斗くんは目を見開いて固まってしまった…



ん?


『ど、どうしたのー?』


すると顔を真っ赤にした彰斗くんが
ボソボソ何か言っている


『ん?なぁに?』


靴を履きながら彰斗くんを見上げて尋ねると、外で待ってる!と、プイと先に外へ行ってしまった


不思議に思いながら外にでると
いつもの彰斗くんに戻っていた



『何かあったー?いつもと様子が…』


「なんでもないよ?ほら、行こ?」



気にしすぎかな?
なんでもないならいっかー♪


2人は歩いて学校へと向かう

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