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かわいい狼くん
第15章 再会
心がお風呂に入っている間…
「で、アル…
しばらくここに住むってどうゆうこと?」
「久しぶりに会いたくなったんだよ、彰斗に」
「心に…だろ」
彰斗の言葉にアルはフッと口角を上げる
「本当なんだね…心の記憶喪失。
彰斗のことも分からないの?」
「…あぁ。
でも心は俺のだから…邪魔すんなよ」
「クス…どうだろうね…」
意地悪く笑うアルに
目を見開く彰斗
「今も昔も変わらないよ…
僕達はライバル…だったろ?」
「っ…!」
「それに…心の記憶が戻れば…
あの時の約束…忘れてないよね?」
彰斗は黙り込む…
するとパタパタとリビングに向かう
足音が聞こえてきた
「心がもし僕を選んだら…諦めなよ」
「なっ…!」
ガチャリ…