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かわいい狼くん
第2章 ライバル
「ねぇココー、僕も熱あるかなぁ?」
『彰斗くんも具合悪いのぉ?!どれどれ〜…』
柊より少し背が低い彰斗は、前髪をあげる
彰斗の額なら手が届きそうな心は
少し背伸びをして彰斗の額に手を当てようとする…
しかし彰斗はその手を掴んで
心の額に自分のをくっつけた…
「…!なっ…」
『あ、彰斗くん?!///」
「ねぇ、熱…ない?」
顔近い…っ!
ドキドキしちゃってわかんないよ///
『う、うん!ない…と…思う///』
俯きながら心が言う
「よかった〜!ねぇ、お腹空いたし早く帰ろ?」
そう言うと彰斗は心の手を引っ張り歩き出す
『え!あ、うん!それじゃあ柊くん、また明日ね!』
「あ…」
柊は何も言えず帰って行く2人を見ている事しかできなかった
すると彰斗が振り返り柊をみて
にっと口角をあげる
「…!」
柊は下唇を噛みしめた