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かわいい狼くん
第16章 幼い記憶
「大好きな人とけっこんして、
ずっと一緒いることだよ!」
『そっか!
じゃあココ2人とけっこんするー!』
「えぇー!」
そんなやりとりを見て
ふふっと笑いながら心の母親が迎えに来た
「クスクス…
心は欲張りさんねぇ〜」
『ママ!
だってココ、2人とも大好きだよ?』
それを聞いて
彰斗は顔を紅らめる
「そうね…でも心の住む所では
結婚は1人とって決まってるのよ…って、
まだ心には難しいわね…ふふ。」
『え〜そうなの…?』
急に泣きそうな顔をした心に
アルが言った…
「心が大きくなったら、
どっちとけっこんするか決めて?」
『うん〜…』
笑みを浮かべながら
ポンポンと心の頭を撫でる