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かわいい狼くん
第16章 幼い記憶
2人はいつもの公園のベンチに座っていた…
「…彰斗、大丈夫?」
アルが濡れたハンカチを
彰斗の膝へ当て声をかける
「つっ…こ、こんなのへっちゃらだよ!」
「だからやめなって言ったのに…
あんな大きいお兄ちゃんに敵いっこないよ…」
はぁっと息を吐くアルに
彰斗がムッとする
この日いつも通り公園へ来ると
またガキ大将達がいじわるをしてきたのだった…
「ま、でも泣かずに立ち向かったのには
ビックリしたけど…」
アルがふっと笑みを漏らす
「もう泣かないよ!強くなるんだ!」
「そうだね、心の前で泣いてたら
カッコ悪いもんね…」
「なっ…///」
一瞬顔を赤くした彰斗は
真顔に戻りポツリと呟く
「今日はココちゃん…来ないのかな?」
公園にある時計を見上げると
いつも心が来ている16時をとっくに過ぎていた
「今日は用事があったのかな?
明日は会えるよきっと…今日は帰ろう?」
「うん…」
「…彰斗、大丈夫?」
アルが濡れたハンカチを
彰斗の膝へ当て声をかける
「つっ…こ、こんなのへっちゃらだよ!」
「だからやめなって言ったのに…
あんな大きいお兄ちゃんに敵いっこないよ…」
はぁっと息を吐くアルに
彰斗がムッとする
この日いつも通り公園へ来ると
またガキ大将達がいじわるをしてきたのだった…
「ま、でも泣かずに立ち向かったのには
ビックリしたけど…」
アルがふっと笑みを漏らす
「もう泣かないよ!強くなるんだ!」
「そうだね、心の前で泣いてたら
カッコ悪いもんね…」
「なっ…///」
一瞬顔を赤くした彰斗は
真顔に戻りポツリと呟く
「今日はココちゃん…来ないのかな?」
公園にある時計を見上げると
いつも心が来ている16時をとっくに過ぎていた
「今日は用事があったのかな?
明日は会えるよきっと…今日は帰ろう?」
「うん…」