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かわいい狼くん
第1章 新しい家族
それからお風呂を済まし、私は部屋へ戻った


髪を乾かし終わるとドアを叩く音がした



〈コンコン…〉


パパかな?


ガチャ…


『どうしたの…って彰斗くん?』


「なんか眠れなくて~。
ココと一緒に寝てもいい?」



可愛い///
ふふ、小さい子供みたい



『いいよ~!どうぞ』


私は彰斗くんを部屋へ入れた


「わぁ!ココの部屋、可愛いね」



『子供っぽいかな///?ぬいぐるみだらけでごめんね』



「女の子らしくて、可愛いよ」



心の部屋は白と淡いピンクでいかにも女の子の部屋だ



「ぬいぐるみ好きなのー?」


『えへへ///ママが死んじゃってからね、
パパが仕事で忙しい時も寂しくないようにってたくさん買ってきてくれたんだ』



「そっかぁ…」


少し気不味かったかな…



『あ…っで、でも絢香さんや彰斗くんが新しい家族でもう寂しくないよ?』



「本当ー?僕の事すきになってくれる?」



『当たり前だよー!もう絢香さんも彰斗くんも大好きだよ?』



「ありがとう…僕も心が好きだよ」


ドキ…


いきなり真面目な顔で言われてドキドキしちゃった



『ありがと///
あ、そろそろ寝よっか!』



「うん、おやすみ~…あ!」


『どうしたのぉ?!』




「ねぇ、手…つないでもいい?」


『て、手?!』



「なんか落ち着かなくて…。ダメ…だよね」



本当小さい子供だ///


『ふふ、いいよ~!』

私はベッドから手をのばし
下に布団を敷いて寝ている彰斗くんの手を握ってあげた…

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