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かわいい狼くん
第7章 焦る気持ち
しばらく抱き締め合う心地良さに
身を任せていると
心が突然声を上げる…
『あ!沙羅ちゃんと柊くんっ…!!』
「あ~あの2人なら帰ったよ?」
『え…』
私何も考えられなくなって…
悪いことしちゃったな
心は沙羅に謝ろうと携帯を見ると、
沙羅からメールが来ていた
〈彰斗くんなら大丈夫!
きっと誤解だよ!
私たちはお邪魔なので退散しまーす♡
今日買ったアレの出番だね♪〉
もぅっ…沙羅ちゃん///
でも…
そろそろなのかな…
心は沙羅が冗談で言った言葉を
気にしていた…
"拒んでばっかいると
他の子に取られちゃうよ~?"
ゔ~
それはダメっ!!
うん、覚悟を決めるのよ!
今回の事で焦りを感じる心は…
胸の前でグッと拳を握った
しかし、まだ不安な気持ちが
いっぱいだった…